【弘前市】ロードヒーター

こんにちは。小田桐です。

今日は、昨年末工事、2025年1月稼働開始のロードヒーターの稼働状況をご紹介します。

弘前市のロードヒーター

普通自動車が2台駐車できるスペースですが、1台分だけロードヒーターを敷設しました。

まだ当社のカラーコーンが置かれています。ギリギリ工事が終わった印象が出ていますね。

しっかり融雪できています!

今回のロードヒーターのシステムをご紹介します。

動力型(三相200V)のロードヒーターです。

動力型(三相200V)ロードヒーターとは?

この説明を行うには、少し歴史をお話する必要があります。

近年は電力の自由化で様々な小売業者さんが電力契約を販売しています。

電力の自由化になる前は、東北電力が融雪プランという季節限定の電力プランを提供していました。

融雪プランがあれば、ヒーター系のシステムを屋根やロードヒーターに設けても電気代は比較的抑えられていました。

しかし、電力自由化になり、融雪プランを廃止しなければならなくなり、ヒーターを使用する場合でも、お家のコンセントから利用する電気と同じ従量課金になってしまいました。

一方で、事業所や工場などで契約をする動力電力(三相)は電気代にお得感があるため、動力で稼働できるヒーターが欲しいということでメーカーにて開発することになりました。

このヒーティングシステムを利用したロードヒーターを当社で施工しています。

他の選択肢は?

ロードヒーターの方式は他に、

  • ヒートポンプ式
  • 灯油式
  • 地下水パイピング

などがあります。

今回、なぜ動力電力(三相)を採用したかですが、メンテナンスコストを下げられるためです。

お客さまがご高齢ということもあり、色々とメンテナンスが必要であったり、稼働機器の定期的な交換サイクルが発生してしまうシステムを選択肢から除外しました。

最後に

各方式ももちろんメリットがありますので、当社では客様に合ったシステムを提案いたします。