土地を買う、家を建てる、中古物件を買う場合、色々と夢は膨らむかもしれませんが、私はやっぱり『資金計画』を練ることから考えることを推奨します。
どのような手順で資金計画を練るのか?
- 1.自己資金の正確な把握
- 2.年収の正確な把握
- 3.ローンを利用する場合、ローンの上限を知る
- 4.付帯費用を知る
- 5.返済計画を作成する
- 6.金融機関で事前審査を受ける
の順番で考えてみるのが良いでしょう。
1.自己資金の正確な把握
自己資金の正確な把握は、ちゃんとやられていないことが多いです。
銀行口座が複数の銀行にバラけている場合、色々と相談や手続きのしやすい銀行の支店の口座にまとめておくことは重要です。支店ではローンを利用する場合、「どれだけ、当行・当支店と取引しているか?」を見るからです。
また、住宅ローンは借りる側にとっては負担が少ないことにこしたことはありません。
親御さんから資金の援助や支援を受けることができるかどうか?についても検討しておくと良いと思います。親御さんのお家がとても古くリフォームしても多額の工事が必要と予想される場合、新たに土地を買うのではなく、プライバシーをしっかり守っての二世帯・三世帯住宅として建築できないかなど将来を見据えてた上で「自己資金」を把握することが必要です。
税金や月々の公共料金、携帯などの通信費、食費や子供の養育費にいくらかかっているかをこの段階で把握しておく必要もあります。
この段階から、ファイナンシャルプランニング資格のある私と分析・検討していきますと、スムーズにプランが進みます。
2.年収の正確な把握
給与所得者の方は昨年の源泉徴収票を準備しましょう。
転職が当たり前の時代になりました。
転職して勤務年数が浅い方は、転職前のものも併せて過去2年分~3年分を用意します。
金融機関からこの書類は要求されます。必ずご準備してください。
会社経営者など給与ではない方は、所得証明を役所から取得する必要があります。
また、直近3年分の財務諸表が必要になる場合が多いです。
3.ローンを利用する場合、ローンの上限を知る
まず、マイカーローンや教育ローンなどの「ローン」と名の付くものを整理します。
この既に利用しているローンは年返済額いくらになっているかを正確に把握します。
住宅ローンの融資可能額からマイナスされるものだからです。
以前、ブログに書きましたが、住宅ローンの融資限度額の算出はご自分でも可能です。